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東京競馬場トークショーとばんえいカレンダー

東京競馬場ばんえいイベントとばんえいカレンダー

 

10月の三連休、毎年この時期私の個人アカウントのtwitterはいつも騒がしくなります。

そう、東京競馬場ばんえいイベントに来てくれーと宣伝するためです。

私は一般のデザイン会社の経営者で競馬の業務に関わっているわけではありません。では、なぜ東京競馬場というバカでかい器で行うイベントの中心にいるのか不思議な人もいると思うのでちょっと解説したいと思います。

 

結論を先に言うと「このイベントは、私とPRセンターの担当者さん二人で始めたから」です。

9年前の2010年に初めてばんえい競馬カレンダーを制作した時、最大の難関は「販路」でした。当時はどん底状況であった地方競馬、ばんえいも同様でした。ばんえいカレンダーは、「ばんえい競馬の認知度を上げる。ばんえい競馬というコンテンツの素晴らしさを扱ってくれるショップに知ってもらう。」がコンセプトです。それは今も変わっていません。

販路ゼロの状況でしたが、その最大のターゲットがJRAターフィーショップでした。

当時の地方競馬、なによりばんえい競馬を題材にして商品として売り出すカレンダーなどありませんでした。あるのは公式が作るものだけです。一年目預かってくれたのは100部だけ。「ウチは軽種だし、重種のものを扱ったことはないし、売れるかな〜」

でもそういいつつ受け入れていただいたPRセンターの担当様には大感謝です。その英断で今も続いているわけですから。当然、太田宏昭という素晴らしい写真家の写真であったからですが。

 

順調に年を重ねる毎に倍増倍増で売れ続けて、定番商品という認識でいてくれた2013年7月の末に私の携帯に電話がかかってきました。

「中山さん、10月の東京競馬場の開幕にばんえい十勝イベントってやれないかな?」と。

「は?マジですか?本気で言ってます?」と聞き返してしまいました。

現在ではJ-PLACEで繋がっていますが、まだPAT発売もない時代、あってもばんえいは除外という立ち位置なのにイベントやらせてもらえるのですか?ものすごくびっくりしましたが即答しました。『はい、やります』と。

まだ、帯広側にはなにも相談していません。ですが決断しました。

仕事をしていると、色々な場面で「決断」を強いられる場面があります。大小関わらず。私はこの時は「決断」しなければいけないところだと感じました。

順番的には悪手であり、本来は良くないことですが、準備期間が二ヶ月と少ないこと、悩んで返事が一週間二週間かかるともうこの話しはお流れです、ですから決断したのです。

 

ここから私の行動が始まりました。期間が少なすぎるから無理というのを説得し、自費で即帯広に飛んで当時の室長に「先ず順番逆で申し訳ない、でも最大のチャンスです」とお願いしにいき、次に物販をどうすれば良いかを鎌田きのこの当時の社長に相談にいったり。

次にターフビジョンを使わせていただいけるという事を聞き、それは矢野さん以外に任せられないと矢野さんと作戦会議を行ったり。

そうやって、斎藤修さんや楽天の新名取締役など、みなさん手弁当でお手伝いをしてくれてなんとか初めてのばんえい十勝in東京競馬場が無事開催する事が出来ました。ま、私も当時は一介のサラリーマンでしたから、自社作成のカレンダーを売るためのイベントとか無理矢理な理由付けをしていましたが。

この時は、まだばんえい十勝とPRセンターの繋がりがなかったため、馬文化支える会とPRセンターの共同イベントという形でした。馬文化を支える会の協力がなければ無理な話でした。

その後、定例イベントとなり、南部杯と共に地方競馬応援ウィークと題してJBC盛岡グッズをばんえいブースで発売したりなどを経て、規模が大きくなり、NPOでは受け止めきれなくなり、ばんえい十勝本隊の出番です。そして、独立したハクバオウジ株式会社が正式にイベント業務の委託を受け仕事として成立するという本来の姿になりました。

仕事であれば、責任が生じますからね。

 

これが私がこのイベントに力を入れている理由です。基本なんでも10年継続を目指していますから今年7年目、気合い入っていたのにこの台風。マジか〜という感じです。

ばんえい的にも予算負担が結構かかるイベントのため、物販が残るというのは大ピンチなんです。

だ か ら 14 日 東京競馬所へ集合してじゃがいも買っていっていください!

 

写真は2013年第一回の様子です。

 

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